障がいのある人の就職・転職活動において
よく名前を耳にするであろう最大手サービスのatGP。
求人サイトやエージェントサービスなどもありますが
なかなか実態が見えづらいのが就労移行支援サービス。
この記事では、atGPが展開する就労移行サービスの
atGPジョブトレについてまとめました。
結論として、atGPジョブトレは口コミや評判も良く
大手企業で障がい者雇用を担当してきた私から見ても
安心して通える就労移行支援だと感じました。
記事内ではatGPジョブトレの口コミ・評判や
メリット・デメリットについても記載しましたので、ぜひ見てください。
- これから障がい者雇用で就職・転職活動をしようとしている人
- 就労移行支援の利用を考えている人
- atGPジョブトレに登録しようか迷っている人
atGPジョブトレの概要と特徴
atGPジョブトレはゼネラルパートナーズが運営する障がい者特化型の就労移行支援サービスです。
運営のゼネラルパートナーズは障がい者雇用のリーディングカンパニーであり、
企業の人事として障がい者雇用の各種施策を実施・相談するときには
一番に相談させてもらっているようなパートナーです。
atGPジョブトレ 概要 | |
サービス内容 | 障がい者向け就労移行支援サービス |
利用料金 | 0~9,300円 |
対象の障がい | 発達障がい,聴覚障がい,うつ症状,統合失調症 等 |
運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
サイトURL | https://www.atgp.jp/training |
受けられるサポート内容としては
ビジネススキル/ITスキル習得や障がいと付き合いながら働くための対処法、
就職活動のサポートや、就職後の定着サポートまで
単なるスキルレッスンに留まらず安定して働くための包括的なサポートが受けられます。
ユーザー目線で他サイトと何が違うのか?という特徴もまとめてみました。
atGPは圧倒的な就職実績
atGPジョブトレの就職率は非常に高く、他サービスと比較しても実績が凄い。
サービス名 | 就職率 | 特徴 |
atGPジョブトレ | 約94% | – (本ページでご紹介) |
ミラトレ | 約84% | パーソルダイバース運営 大手運営同士、atGPジョブトレと 比較している方が多い |
キズキ ビジネスカレッジ |
約83% | うつ症状、発達障がいに特化した 就労移行支援サービス |
もちろんここに載せている他サービスも80%超えと
絶対値でみると高いので比較検討してみるのも良いかもしれません。
atGPジョブトレは事業所ごとの人数実績も公開しています。
それがなんと…全国平均の7倍です。
相当なユーザー数がいるなかで就職率も高い、
というところでサービスの質の安心感を得られます。
大手企業への就職実績もあり
障がい者雇用に力を入れている企業が多いものの
就労移行支援からの就職、となるといわゆる転職組と比較すると
どうしても採用率は低くなってしまう傾向があります。
そんな中で、atGPジョブトレを利用した方の就職先には
1,000名以上規模の企業が3割強と大手企業の実績が一定数あります。
社名公表している就職実績あり企業を見ても
大企業やそのグループ会社、中には財閥系の会社まであります。
就労移行支援サービスで大手企業を狙う方には
よく合っているサービスです。
障がいの特性に特化したコースがある
atGPジョブトレには障がいごとに特化したコースも設けられています。
ちなみに、もともと5つ別サービスだったものを統合して
atGPジョブトレとして運営しているので
共通で提供した方が良いものはありつつも、
個別のサービスとして成り立つレベルの高い専門性が期待できます。
atGPジョブトレの口コミ・評判
では、実際にatGPジョブトレを利用した方の口コミを見てみましょう。
atGPジョブトレの良い口コミ
まずは良い口コミについていくつかピックアップして抜粋しました。
一定期間通って就職できるスキルが身に付いた
1年以上通所し、就職をしました。
入所当時はつらい壁から何度も目を逸らしていました。ですが、頑張って向き合おうとする私を職員さんが支えてくれたり他の利用者さんの頑張りに勇気をもらったりして、今では障害を少しずつ受け入れられるようになりました。生きづらさも軽減してきたため、ここに通えて本当に良かったです。
ここは障害者施設や福祉施設というよりは、「実際の職場環境のような訓練の場」の方がイメージが近い気がします。
私は体験会の雰囲気が気に入って、通所を決めました。
個人的にはとても良い事業所だと感じています。
が、合う合わないが分かれる事業所なので、通所を悩んでいる方は体験会に行ってみることをおすすめします。
私が通所しているWebデザイナーを目指すit・webの事業所は現状的には私にはあってると感じています。
Webデザイナーを目指す上でのトレーニングは動画学習、実際の課題、企業案件などで実際にソフトを触ります。
動画で理解できない部分や行き詰まりは常駐している講師に質問でき、利用者同士で教えあって対処を行ってます。
自己学習の意欲のある人は講師から個別にワークや学習課題を提案されることもあり、そういう利用者がWebデザイナーの就職率が高い印象です。
Webスキルトレーニングの他、対人コミュニケーションや障害理解のセルフケアのやり方など学べます。自己理解・障害理解を深められましたし、自己開示の大切さ、配慮・援助の求め方、アンガーマネジメントなど、職場や生活で役立つ方法もありました。
一方で急いで就職したい人には向いてないです。じっくり長期的に就労できる状態に整えてくれます。
実際卒業生も長期就労につながっている方が多数います。
上記ように、一定期間通うことで就職できる状態なったという口コミが沢山出てきます。
デザイナー系など専門スキルが必要な少しハードルの高い分野でも
このような口コミが出てくるのでトレーニング内容の質の高さは信頼できます。
反対に数回ですぐ就職できたような話は出てこないですし、
「すぐ就職したいなら向かない」といったコメントもあります。
雰囲気が良く安心して通える
atgpジョブトレ事業所見学、体験通所5日間を経て、9か月通所後、就職しました。プログラム内容や支援職員の方々のサポートだけでなく、ピアサポートを大事にする場であることが、よかったです。
ワンフロアで見通しがいい反面、人が多いときに感覚過敏があると、事業所内にずっといるのがしんどいこともありますが、自ら申告して別室に移動したり休憩をとるなど、就職後にも必要なスキルなので、よい練習になりました。
トレーニングのプログラム内容以外でも
雰囲気が良い、ともに社会復帰を目指す仲間が出来た、ピアサポート(人の支えあい)が手厚かった
という口コミも出ています。
長期的に通うのであれば
心理的安全性のある環境で学べるかどうかも大切です。
atGPジョブトレの悪い口コミ
悪い口コミについてもいくつかピックアップしました。
あくまで1人の意見ですので、
以下の内容=サービスの全て、と受け止めないに留意していただきたいです。
職員との相性が悪かった
全体的な所感ですが、プライドが高い人と、繊細すぎる人はとことん向かないと思います。
職員と衝突したり、多くの利用者と交流する事はほぼ回避できないと考えてもらっていいと思います。
私も最初は職員の熱意を理解できませんでしたし、面談などで何度もカチンと来ることを言われました。
ですが彼らの仕事は利用者を就職させることだけでなく、その先の長期就労なので、多少冷たい発言や耳の痛いことを言われる覚悟はした方がいいです。
途中退所が多い、職員の態度や言動に問題があることは事実です。
どうしてみんなの前で、個人的なことや障害特性を嘲笑的に晒しあげるように言うのか引っかかっていました。
本人はそんなつもりはないと思いますけど、やはり口コミを見る限り同じように感じた方がいたようですね。
いい職員さんも勿論いらっしゃいます。親身に模擬面接や就職相談に乗ってもらって、今の会社に就職できました。
このように、特定の職員さんとの相性が悪かったという口コミはいくつか見かけます。
こればかりは実際に見学へ行って人や雰囲気を確かめるのが良いかと思います。
どうしても悪い評判が気になってしまいますが、
どのサービスにも似たような口コミはあるのである程度良さそうと思えたら
実際に足を運んでみてください。
atGPジョブトレは登録すべき?
他社比較や口コミ・評判の内容を踏まえて
atGPジョブトレのメリット・デメリットをまとめました。
atGPジョブトレのメリット
圧倒的実績
数字で出ている実績は揺るがないものなので、
まずこれは大きなメリットと捉えてよいと思います。
就職率の高さや、その中での大手企業の多さなど
せっかく通うなら就職実績のあるサービスを選ぶべきです。
トレーニングプログラムの質が高い
どんなサービスであろうと
担当者の良し悪し/相性については一定のコメントがありますが
atGPジョブトレのトレーニングプログラムの質については
良いコメントが圧倒的に多いです。
長期的にしっかり通える
提供しているサービスに
就職活動サポートや就職後の定着サポートがあるので
スキルを習得した後も長期的に通って相談できる仕組みになっていて安心です。
また、雰囲気の良さや共に就職を目指す仲間ができるような
コミュニケーションの取りやすさも
通いやすさに繋がっています。
atGPジョブトレのデメリット
スキル特化サービスと比較するとやや汎用的
就労移行支援サービスの中には
・開発エンジニアを目指すようなITスキル
・WEBデザイナーを目指すような専用ソフトを扱うスキル
など、特定のスキルに特化したものもあります。
そういったサービスと比べると
atGPジョブトレはやや汎用的にはなりますが
「まずは就職を目指す」「潰しの聞くビジネス/事務スキルを身に着けたい」という方や
明確に目指す職種が決まっていない方にはatGPジョブトレが向いていると思います。
atGPジョブトレの登録やそのあとの流れについても簡単にご紹介します。
atGPジョブトレ利用の流れ
atGPジョブトレのサイトから見学相談会を予約
まずはatGPジョブトレのサイトから見学相談会を予約します。
サイト(https://www.atgp.jp/training/)へ飛んで
「見学相談会予約」のボタンから必要情報を入力/選択してください。
障がいの種類や、配慮を希望している事柄なども入力欄があり
事前に伝えられるので安心です。
atGPジョブトレのスタッフとすり合わせ
見学・相談会に行ってatGPジョブトレに通うと決めた場合、
通い始める前にスタッフを事前すり合わせを行います。
「健康状態」「コミュニケーション」「希望の職業スキル」「希望の就職先」などを丁寧に確認して
事業所であればそこの事業所のすべてのスタッフへ事前に共有いただけるとのことで、安心です。
atGPジョブトレでのトレーニングを開始
申し込みや事前すり合わせが完了したら、
atGPジョブトレでのトレーニング開始です。
就職を決めるまでの期間なども
個人に寄り添って柔軟に変更できるので、
ご自身のペースで通っていただけます。
atGPジョブトレに登録して就活/転職をスムーズに!
障がい者雇用の就労移行支援サービスの中でも
atGPジョブトレは圧倒的実績そしてプログラムの質も高いので
ぜひ検討の候補に入れてください。
見学・相談会は無料でできますので
まずは見に行ってみることをお勧めします。
このページにたどり着いたみなさまの就職/転職がうまく行くことを願っております。
就労移行支援サービスを利用せずとも就職できる企業があるのか、など
より広い視野での相談をしたい場合はdodaチャレンジなど
エージェントの活用もお勧めです。